イチローから学んで良いこと悪いこと。

よもやま話

イチローが大記録を打ち立てようとする度に偉大な人だなと思うのですが、書籍や番組などでも散々取り上げられてきているので、どう言った姿勢で野球に取り組んできているのかというのは案外有名な話だったりします。

特に2008年にプロフェッショナルの流儀なんかでイチローが取り上げられた時には毎日昼はカレーだったとか、常軌を逸するこだわりがあることを知って驚いたこともあります。

やはり偉大な選手であり、人物であることは疑いようもないのですが、その野球に対する考え方や姿勢、取り組みを全ての人が真似たり参考にして良いわけではないと思いそれをまとめてみたいと思います。

イチローから学ぶべきこと

 

数えたらキリがないとは思いますが、自分が個人事業主ということもあるので経営的というかビジネスの視点から挙げたいと思います。

まず一番凄いことは、ゴールを設定していないことです。

普通の選手だったら首位打者や本塁打王を取ることを目標にシーズンを過ごすと思いますが、イチローは獲得したとしても関係ないと言い切ります。

シスラーのメジャーシーズン最多安打記録を破っても同じことを言うのですから、おそらく野球で彼が満足することはないのでしょう。

逆にこれは分かりやすく言うと、「ボールを見極め、打てる球をヒットにする」というバッティングの極めてシンプルなことを磨き極めようとしているわけなので、ゴールがないのも当然なのかもしれません。

ビジネスでも、年収1000万をゴールに設定したりすることがあるかと思いますが、イチローの考え方からしたらナンセンスです。

人の役に立つなど、どこまでも追い求められるものであれば良いですが、年収のような一度達成できてしまったら明確に終わってしまう目標は、達成した後も努力し続けられなくなってしまいます。

また、こう言ったゴールの見えない目標を持つことは、当然目先のゴールがないわけですから、目の前は真っ暗だとも言っています。

この状態はやはり辛いとのことですが、もがいて努力し続けていると光が見えてくるだろうと信じているとコメントしています。

目先のゴールがないとやはり苦しいみたいで、普通の人は挫折してしまうのだと思いますが、長く活躍し続けたいのであればイチローの考え方は参考になると思います。

イチローの真似をしちゃダメなこと

冒頭にも挙げましたが、昼食は毎日カレーだというこだわりがありました。他にも徹底したルーティンワークで、決まった時間に決まったことをするような仕組みができています。

おそらく常に同じ状態を維持し、試合に集中する為にやっていることなので、野球選手などスポーツ選手であれば大いに参考にして良いと思います。

が、一般的な方は参考にしない方が良いと思います。

なぜなら、一般人が同じことを繰り返し行うことで評価されることはほぼ皆無だからです。

野球選手は毎日試合に出たりヒットを打ったりすることで評価されたりしますが、一般人では皆勤賞くらいでしょうか?それも殆ど価値がありません。

それよりは、色んなものをどんどん変えて色んな体験をした方がプラスでしょう。当然、体調管理は大切ですが。

ただ、ビジネスなどでも集中力が必要な場合があるときには良いかもしれません。ジンクスは精神を安定させてくれるので、本番に強くなるはずです。

まとめ

一般人から見れば、あれだけの成績を残したらもう悩みもないと思いがちですが、どこまで突き詰めても壁はあるし考えて試行錯誤しながら努力しているわけです。

ビジネスで成功して大金持ちになったとしても、同じでしょう。

もちろん、成功もしてない人たちだって壁にぶち当たり、いろいろ考えて生活していると思います。

ステージは違えど、やっていることは似ているような気がするので、一流まで上り詰めた人の考え方を参考にしたりすることは、壁を乗り越える上でとても参考になるのではないかと思います。

とにかく歩みを止めずに今後も頑張っていきたいですね。

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