私がアプリ開発者になる前は、基幹会計系のプログラムを組んでいたという話は何処かで軽く書いたかと思いますが、今思うと会計に携わることは失敗だったと思っています。
何故なら好きでもないし全く興味がないからです。
どうしてそんな企業を選んでしまったのかというと、大学では情報系の学部に所属していたのでIT系企業が良いという漠然とした希望と、福利厚生などの待遇面を重視した結果と、興味ないことでも仕事なんだから仕方ないと思っていたことが原因です。
ある意味、今もプログラマーですので職種としては同じなのですが、天と地の差を感じています。
このように同じ職種であっても、内容によっては全くの別物に感じるほどですが、そう感じてしまう理由とそれを踏まえた仕事を選ぶ基準について記事にしてみたいと思います。
興味がないと何が起きるか?
会社に属していたときは興味のない会計のプラグラム、今は興味のあるゲームのプログラム。同じC#という言語でプログラミングという同じ作業をしているわけですが、興味によって明らかな差が産まれます。
会計のプラグラムでは興味がないわけですから、とにかく「作業を減らしたい」、「楽をしたい」としか考えていませんでした。
仕事なので流石にプログラム自体に手を抜くということはしませんでしたが、こうしたらもっと良くなるとか、ああしたいという思いは一切起きません。
この機能付けると作業が増えて嫌だなとか、そんな感じで楽な方向へ進もうとしていました。
逆にこれが興味のあるゲーム開発となるとどうでしょうか。
「こうした方が面白くなる」というようなアイデアが自然と浮かんできます。
そして、面倒だとわかっていても実装したいと思えるわけです。
例えば今開発中のゲームに「防御率」という指標を組み込もうとしていますが、これが非常に難しい指標で1日考えても実装できてません。それでも何とかしようと頑張れます。
誰に命令されたわけでもないのに、ここまで情熱を注げるというのは興味あってこそだと思います。
この興味があるかないかの差は大きく、単純に自分が楽しいと思えるかだけでなく、良いものが作れるかどうか、そして会社員だったら評価されるかどうかにまで影響してきます。
基準を見直そう
同じプログラミングという仕事であっても、作るものによって変わってきます。
当然プログラマーだけに限った話しではなく、営業だったら何を売る仕事なのかによって、仕事に対する感じ方は大きく変わってきます。
ですから仕事を選ぶ際には、職種だけでなく、仕事の内容(何を扱うのか)までしっかり見通して決めた方が良いです。
特にやりたいことが明確になっていない人や、資格やスキルを活かしたいと思う人ほどこういった傾向が強いので注意してください。
また、内定が複数もらえてる人でも、どれも全く関連性のない企業だという場合は、きっとやりたいことは見つけられてない人だと思うので、一度立ち止まって考えてみるのも良いと思います。
まとめ
私の経験から今回の記事を書きましたが、人によっては仕事だからと割り切って頑張れる人もいるとは思います。
しかし、もしそういう人でも興味のある仕事が出来ていたら、もっとパフォーマンスを発揮できていたのではないかと思います。
日産のCMでも言ってますが、やりたいことをやっちゃう人生の方が間違いなく面白いので、就職の際にはこのことを意識してみてほしいと思います。
ちなみに余談になりますが、冒頭で会計の仕事に従事して失敗と言いましたが、独立後に役に立っているので少しは良かったと思ってます。
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