今まで会社辞めて独立して、良かったこととか悪かったことをブログでまとめたことはなかったのですが、独立して間もない時期にそういう類のものを書いても短絡的になってしまいそうだったので避けてきました。
ですが、会社を辞めてから1年半が経ち、サラリーマンの感覚はもちろん、曜日感覚も失った今なら独立したことによる変化等を客観的に考えられると思ったので記事にしてみました。
挙げればキリがないのですが、一番大事だと思ったことに焦点を当ててみたいと思います。
経営者の目線
私は会社を興したわけでもなく、ただの個人事業主ですが、資金をやりくりして収入を得ていかなくてはいかないので、経営者的な考え方に変わったと思います。
具体的には投資の考え方についてです。
投資というと株とかの資産運用のイメージが強いと思いますが、そうではなく簡単に言ってしまえばお金の使い方について学ぶことが大きかったです。
もともと私は節約家だったこともあり、とにかく出費を抑えることだけを考えていたわけですが、事業をする上でこの考え方は危険だと気付かされました。
見えないお金を扱う
経営者として大切な能力なのが、見えないお金を扱う力だと思います。
ちなみに口座にある預金額は見えてるお金ですよ!
見えないお金というのは具体的にいうと、これから入ってくるであろう収益などのことです。
仕事をして直ぐに入金してもらえるわけでもなければ、それなりの費用を使っていかないと税金で痛い目をみます。また、収支のバランスを一つ間違えれば赤字になります。
そして、先行投資を恐れて手元にあるお金だけを使っていたら事業のスピードは格段と落ちてしまい競争力も失ってしまいます。
私(アプリ)の場合は、開発段階では全くお金が入ってこないので、リリース後に入ってくる収益を予想しながらやりくりをしていかなくてはいけません。
もちろん、この予想が悪い方向へ外れると赤字にはなるわけですが、これを恐れていたら成功するものも成功しないのです。
人件費が一番でかい!
基本中の基本なんですが、何かを経営する為に一番ネックになるのが人件費なんです。
だから社員を酷使するブラック企業がたくさんあるわけですが、これが個人だと誰かを雇うわけでもないのでそこまで気になりません。
しかし、だからといって忘れてはいけないのが自分の人件費です。自分へは(会社でなければ)給料を払うわけでもないので、費用は0円となるわけですが、時間を投資していることには違いありません。
外注とかしないで、全て自分でやってしまえば実質0円となりますが、その時間分の収入を確保できなければ赤字と一緒なんです。
アプリを開発していると、プログラムは出来てもイラストが描けないとか、デザインができないという何かしらの壁にぶち当たるのですが、無理に自分でやってしまうと、出費は0円でも効率が悪くなるばかりかクオリティが落ちてしまいます。
そう考えると、投資先としては適切ではありません。多少高くても専門の方にお願いしたほうが結果的にはプラスになることは多いです。
まとめ
独立して一番考え方が変わったのは、自分が動いたらいくらになるのかを常に意識するようになったことです。
デザインなど自分が得意としていないものを自分がやることは、費用を0円に抑えているように思えても、実際は質の低い外注先に仕事を依頼しているのと一緒だと考えるようになりました。
この例はまだ次回作がリリース出来ていないので、具体例を挙げるのが難しいのですが、リリースが出来ましたら前回作と見比べて頂ければ面白いと思います。
経営者として立派な方にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、もともと私のような考え方をしている方にとっては結構な盲点だと思います。
これから独立しようとか、独立しているという方に参考にして頂ければ幸いです。
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