私が独立をしたいと思った理由の一つに、育児をしたいという思いがありました。
会社に勤めながらでも育児休暇の制度を利用したり、そうでなくても、十分育児することは可能ですが、自分が納得できる環境を作りたいということもあって、自由に働ける働き方を選びました。
子供が産まれるからこそお金を稼がなくちゃいけないと思うのは分かるのですが、それ以上に大切なことを忘れてはいけないと思うのです。
親として何ができるか?
母親は子供が産まれてから、親として物凄く成長します。
それは自然とそうなるのではなく、苦労を積み重ねて成長しているという感じです。
半年も過ぎれば無意識に夜中に起き出した子供をあやしたりもするくらい手慣れてきます。
子も母親を認識してるのが良くわかります。
では、父親はどうでしょうか?
休日に子と遊んであげる程度が関の山でしょう。
そして家族の為に稼いでいる。身を粉にして働いている。それで良しと考える人も少なくないと思います。
でも、はっきりと申し上げましょう。
それ、父親じゃなくてもできるよ。
お金を稼ぐ程度で父親面して満足してるのは、きっと父親だけでしょう。
お金が必要で、収入も絶たれている身分の母親は強く言えませんが、そんな父親を『育児に参加している』とは思っていないはずです。
下の図は厚生労働省の平成21年度に発表された離婚に関する統計の概況です。
年齢別の親権を行う者別の離婚率なんですが、子供がいる方が離婚する確率が最大2倍近く高いのがわかります。
子供も成長し、育児が一通り終わっていると思われる50歳以上では50%、もしくは逆転しているのが分かるので、50歳未満の離婚の原因は育児にあるということが読み取れます。
母親が社会復帰し、自分で稼ぐ手段を手に入れた時、たいした稼ぎもない父親は不要だと、そう思われているのかもしれません。
つまり、仕事しているというのはエゴでしかなく、父親として何ができるのかしっかり考え直すべきなんです。
父親としてできること
父親は授乳するわけでもなく、父親だからこそという振る舞いはありません。
だからこそ、子供に愛情を注いであげることが重要だと思います。
一緒にいる時間を根本的に増やして、積極的にオムツ替えやお風呂に入れてあげたり遊んであげたりしてあげましょう。
質ももちろんですが、時間も重要です。
あっという間に成長する子供ですから、寝返りもできない時期や、ハイハイしかできない時期というのは一瞬で過ぎ去ってしまいます。
あなたにとっての数時間は子供にとって何日、何週間にも感じられる大切な時間なんです。
環境を考えよう
子供との時間を増やすには会社をどうにかしないといけないという人は多いと思います。
育児休暇や育児で早く帰るなんていう融通を利かせてくれる会社は確かに少ないです。
でも、もしそうだとしたら、転職を考えるべきだと思います。
会社はあなたやあなたの家族よりも利益の方が大事なので直ぐに環境が変わることはありませんし、今を逃せば育児は一生できません。
言い換えれば、家庭内での信頼の失墜を防ぐには転職しか方法はないということになります。
私はその為に転職ではなく独立をしていますが、ここまでするのは日本に何人もいないと思っていました。
ですが、意外にも個人のアプリ開発者やブロガーの方には同じような考え方の人が結構いて驚きました。
有名なプロブロガーのイケダハヤトさんもその一人です。
常識を捨てよう
母親が育児をし、父親が稼ぐという考え方も常識として認識はされているかもしれませんが、その考えも捨て去るべきです。
一夫多妻制の時代なら合理的だったかもしれませんが、そもそも共働きの世帯が多い現代ではあり得ない考え方です。
母親がいれば子は育つと思っているなら、中途半端なことしないでアメリカのようにベビーシッターを雇った方が経済効果も期待できるしいいと思います。
さすがにベビーシッターに任せるのはちょっと・・・と思うなら、母親に任せず自分で育児すればいいんじゃないでしょうか。
まとめ
常識から逸脱したことを言っているのは自分でも理解しているつもりですが、常識が全て正しいとも思えません。
一回きりの人生ですから、誰かが決めた常識に縛られるより、自分の生き方をした方が絶対面白いです。
絶賛育児中の方も、これから親となる方も、もう一度育児について考えるきっかけとなれば幸いです。
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