自分がどれだけ自由なのか自覚したことがあるでしょうか?
育児中の妻と話していると不自由だと感じることがあるようだったので掘り下げて考えてみました。
確かに育児してると自由はかなり奪われます。
子供中心の生活になりますし、出かけるにしても子供を置いていくわけにいかないので、場所が制限されます。
起きる時間も子供に合わせることになるし、食事もゆっくりできません。
こんな状態が数年続くわけですから、やっぱり一般的には不自由だと思います。
では子供と比べるとどちらが自由なのでしょうか?
好きな時に寝て、好きなだけ遊べて、まさに自由なひと時を謳歌しているように感じますが、私は子供が一番不自由だと思います。
もし子供の頃に戻れるとしても、不自由になるので戻りたくないと思うほどです。
そう思う理由を今回は挙げていきます。
子供の不自由さ
パッと見れば自由な部分が目立ちますが、子供の視点に立つとありとあらゆることが不自由です。
行きたい場所に行けない
子供には色んな事情があって好きな場所に行けません。
赤ちゃんだったらハイハイが出来なければ、部屋すら自分の意思で移動出来ません。
歩けるようになっても、精々近所を徘徊するのが限界です。
車も使えないですし、お金がなければ電車も使えません。
私は田舎で育ったので、ゲームソフトが陳列されてるのを眺めるも本を立ち読みするのも自由にできませんでした。何故なら、お店に行くことすら出来なかったからです。この頃は不自由を全面的に感じてました。
さらに私の小学校は何故か学区の外に保護者なしで出ると先生に呼び出されて指導されてました。
学区も狭いし信号機もないような場所ですが、もうアホかと子供ながらに思った記憶があります。
好きなものが食べれない
誰だって今日はあれ食べたいなー、とか思うことあると思いますが、子供はそれが出来ません。
言葉を喋れるようになっていれば要望を伝えることができますが、そうでない場合はあるものを食べることしかできません。
世界的に見れば食べられるだけでも幸せなのかもしれませんが、ここは日本なのでそれだけでは不自由です。
子供もストレスを感じたりすることがあるらしいですが、それを食事で発散するということが出来ないということですね。
毎日3食、健康的な食事は魅力的ではありますが、そこに自由はありません。
好きな人と会えない
子供でも色んな人と出会いますが、親の人脈の中での出会いに縛られます。
連れまわされて色んな人と交流できるのは社会的なトレーニングになると思いますが、やはり自由はありません。
「こいつ嫌いだ」と内心思っていても、親の仲が良いと何度も会う羽目になります。
逆に会いたいと思う人が仮にいたとしても、自分の意思では会えません。幼稚園・保育園まで行けばある程度自由にはなりますが、それまでは本当に制限されてしまいます。
まとめ
子供の不自由さを考えれば、大人はかなり自由です。
大人でも中には会社に縛られて不自由を感じる人もいると思いますが、そもそもそれは自分で打開できる不自由さであることに気付く必要があります。
そして、妻もこの子供の不自由さを考えれば、自分はまだ自由なのかな?と思うようになったみたいです。
こうやって自由を感じられるようになると気持ちが楽になると思うので、無理やりにでも自由を探すというのは良いと思います。
全く感じられていないという方も、実は自由であることに気付いていないだけです。
怪我をして不自由に感じて、健康でいることが自由だったと気付くこともあるくらい、自由は空気みたいな存在だからです。
この記事を読んで、自由を感じるきっかけになってくれれば幸いです。
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