時間は誰にでも平等に与えられ、そして有限である。
私も何度もこのブログで書いてきていることですし、著名な方や成功納めている人等が口を揃えて言う言葉でもあります。
むしろ、お金を不自由しないレベルに稼いでしまえば、考え方云々というより誰だって到達できる領域だと思いますが、殆どの人は時間とお金は天秤にかけているはずだと思います。
学生であれば、基本的にはバイトで収入を得てる人が多いですし、サラリーマンの人であれば、時間を切り売りして給料を貰っているわけなので、時間とお金は両方手に入れることは出来ず、相反関係にある状態だからです。
学生の時は、時間はたくさんあるけどお金がない。だから思う存分遊べない。サラリーマンになると、お金はあるけど遊ぶ時間がないという状態に陥ってしまいます。
その両者では、明らかに時間に対する価値観が異なっているはずなので、意味があるのかどうかはわかりませんが、定量的に測れるように考えてみました。
あなたは1時間いくらで買いますか?
簡単に時間への価値観を表すなら、いくらで買うか問うのが一番手っ取り早いです。
学生なら時間はあるけどお金がない状態なので、おそらくバイト代の1,000円以上で買うことはないと思いますが、サラリーマンだったら人によっては1時間に5000円〜1万円くらい出しても良いという人もいるのではないでしょうか?
ただ、この問いに対しては仮定の話しに過ぎないので、もう少し現実味のある例えに置き換えてみます。
高速バス?こだま?新幹線?
あなたが今東京にいて、所用で名古屋まで移動しなくてはいけないとします。
しかも、大切な休日のど真ん中、13時に出発するとした場合に、どのような移動手段をとるか考えてください。
料金 | 時間 | |
高速バス | 4,000円 | 6時間 |
新幹線(こだま) | 8,000円 | 3時間 |
新幹線(のぞみ) | 10,000円 | 2時間 |
本来の料金と時間とは計算の都合で丸めてしまっていますが、名古屋への移動手段は現実的にはこの3パターンしかありません。
ここで、高速バスを選ぶなら、プラス6,000円払えば4時間短縮できる手段を捨てているわけですので、1時間を1,500円以下に感じているわけです。
逆にのぞみを選択した場合は、1時間1,500円以上の価値を見出していると言えます。
中間のこだまですが、実は時間1,300円となるので、のぞみと大差はないはずですが、1時間に1,500円出すのは惜しいという感覚の持ち主だということがわかります。
また、サラリーマンの残業代は基本給にもよるので個人差はありますが、1時間1,500円から2,000円くらいになるので、東京ー名古屋の移動と合わせて考えると、さらに面白いことがわかります。
単純に時間とお金だけに焦点を合わせると、これらの行為は
- 残業 =時間を売っている
- 新幹線=時間を買っている
と置き換えられるわけで、余分に1時間残業してお金を稼ごうとする人が、のぞみに乗っていたりすると、とても無駄なことをしていることになります。
何故なら、1時間2,000円弱で自分の時間を売って、1,500円で時間を買い戻していることになるので、誰もが無駄が多いと感じるのではないでしょうか?
そういう人は残業をしないほうがきっと幸せになれると思います。
まとめ
時間は直接お金に換算することは出来ませんが、日常生活から価値観を測ることは出来ます。
徒歩で移動するか、タクシーを使うかもそうですし、時間というサービスを買っていることは意外とたくさんあると思います。
その価値観に当てはめて、自分の働き方を考え直してみてください。
1年間働いて、年収だけで自分の働きを評価するのではなく、その年収の中に一体どれだけの時間を売ってしまったのかを考慮に入れてください。
その時間で本当は出来たことはありませんか?その時間を失ったことで後悔するようなことはありませんか?
これは私の失敗談でもあるので、ぜひ皆さんにも考えて欲しいと思います。
最後に補足ですが、移動手段を決めるときは、時間とお金以外に快適さなどを考慮に入れたりするので、一概に言えることではありません。あくまで参考レベルの話です。
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