コミュニケーションが得意だっていう人ってどれくらいいるのでしょうか?
イケイケの営業マンだったり、仕事で話すことが日常だったりする人は鍛えられて得意になるのかもしれませんが、ほとんどの人は苦手だと感じているのではないでしょうか。
私は、サラリーマン時代に研修でコミュニケーション関連のスキルみたいなのを学び、さらに、会社では大勢の前で話す機会が多く慣れはしていました。
でもやっぱり根本的にコミュニケーションが得意ではないと思うし、そもそも他人に興味が沸かないことが多いです。だからなのか、相手に自分のことを伝えようともしないので、余計に親密になっていかないことが多かったです。
なんとかしなくちゃいかんなぁと思いつつ、意識して治るものでもないと半ば諦めかけていましたが、最近は会話が上手くできるというか、いつの間にか話題の中心で話すことが増えていることに気がつきました。
特に何か勉強したわけでもないし、意識したこともありません。
何が自分を変えたのか?その根本的な要因を考えてみました。
自分がないことが一番の原因
振り返ってみると、コミュニケーションが苦手な原因は、自分というものがないからじゃないかと思いました。
私は、昔からスポーツや勉強が人並みにはできたので、自分でもオールマイティな人間なんだと思って過ごしてきました。それと同時に、何かで1番をとるようなこともなく、そんな自分には「器用貧乏」という言葉がぴったりだなぁとも思っていました。
良くも悪くも何か突出したものがない。
特別に苦労することもなかったと思いますが、それ故に、誰かとコミュニケーションしようにも、ありきたりな話ししか出来ないことが多々ありました。
2人きりならまだマシですが、大勢になると悲惨で、話題はもっと面白い経験をしていたり話しのできる別の誰かに集中し、自分はほぼ聞くだけみたいな状況になります。
そして、こういう事態が招く結果として、そこに居たことを覚えてもらえませんw
友達同士なら別にいいですけど、仕事とかだと致命傷なんですよね。
アプリ開発がアイデンティティー
そんな平凡な私を変えてくれたのがアプリ開発です。
アプリ作ってるということを伝えると凄く興味を持ってもらえるようになったし、そのおかげか他の人にも興味が持てるようになりました。
やはりアプリ自体が身近な存在になってきているのと、独立したりしたおかげで、ほとんどの人が知らない世界を経験出来ているというのが大きいと思います。
こういった自分にこれ!というものができると、その経験談だけでなく、今までありきたりな意見だった自分の話しが、その立場からの意見として価値を持つようになった気がします。
私にとってアプリ開発は「やってみたかったこと」に過ぎませんが、結果的には「自分を変えてくれたもの」になったのだと実感しました。
何か一つ!
私ほどとはいかないまでも、コミュニケーションが苦手という人は多いと思います。
周りからみたら全然そんなことないと思う人でも、内心では苦手だと感じてる人はいるのではないでしょうか。
余程のメンタルや話術がない限り、人に注目されたりするのは難しいですが、これ!というものさえあれば、キャラが立つようになるので、コミュニケーションが凄く楽になると思います。
もちろんそれは好きなことで良いです。が、それなりに極める必要はあります。
このハードルさえクリア出来れば、自然と他人が興味を持ってくれたり話しかけてくれるようになるはずです。
まとめ
コミュニケーションは、スキルとかテクニックが必要だと思いがちですが、実際は話す内容や話し方よりも、話しているその人自身が一番大事だと思います。
聞き手としても、話す人によって集中して聞いたりそうでなかったりという経験はあるのではないでしょうか。
もちろん人を惹きつける話し方や笑いをとったりするにはテクニックが必要ですが、本来のコミュニケーションという意味では、自分がどういう人間かを相手にしっかり明示できることが大切なんだと思います。
もし、コミュニケーションに悩んでいる方がいれば、そういった本を読むのではなく、自分が好きなことを突き詰める方向性で何かをしてみることが近道になるんじゃないかと思います。
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