会社辞めようと思っても、なかなか切り出せない方は多いのではないでしょうか?
そういう方は特に区切りのいいところで辞めようという気持ちが強いのかもしれませんが、最も退職する方が多い3月末のタイミングで辞めようと思うなら、1月の今が最も円満に退職できるタイミングなので、辞めることを心に決めているという方は、明日にでも辞表を書いて退職を切り出した方が良いです。
労働法では2週間あれば、退職するには問題ないとされていますが、会社の常識は法律なんて無視しているのが当たり前ですので、円満退社を目指すなら余裕を持った3ヶ月前くらいがベストというわけです。
私は退職を必ずしも勧めているわけではないですが、退職できずに苦労している人もたくさん知っているので、自分で考え退職を決意している人には全力でサポートしたいと思っています。
そんなわけで、退職の切り出し方やタイミングについてスポットを当てて記事を書いてみます。
就業規則をまずはチェック
退職するときに、最初にするべきことは就業規則をチェックすることです。
中には退職は意思表示をしてから3ヶ月以上必要だとか、会社の許可がなければ退職できないみたいなことが書かれていたりします。
仮に書かれていたとしても法律を完全に無視した規則なので無効ではあるのですが、円満に退職するなら出来る限り守った方がスムーズです。
何社も見て回ったわけではないですが、「3ヶ月前」としている会社が多いと思いますので、退職を切り出すタイミングは1月中がベストとなることが多いです。
最初はメールで!
ドラマなどのように、急に上司のデスクの前まで行き、辞表を叩きつけるなんてことをしようとする人はいないと思いますが、一番スムーズな方法は、メールで予め匂わせておくのが良いと思います。
「相談したいことがあるので、時間をください。」と送っておけば、その人や状況にもよりますが、何となく察してもらえます。
きっと、会議室等の第三者のいない場での話しになると思うので、そこで退職したいですと言い切りましょう。
また、そのときに退職願を渡せると意思が固まっているということが伝わりやすくなるので準備しておくのが良いと思います。
退職願??
退職願は本来なくても退職できますが、退職をしたいと意思表示したという既成事実を作る為のものだと思ってください。
話しがまとまった後で、会社のフォーマットに合わせて書き直したりすることもあるかもしれませんが、あなたがいつ退職の意思を表示したのかがはっきりと文書に残ることになりますので、話しがこじれたときに生きてきます。
書き方などは調べればいくらでも出てくるので割愛しますが、会社側の気持ちを逆なでしないように手書きで丁寧に書いてあげましょう。
交渉の仕方
一度切り出してしまえば、あとは楽になると思います。
しかし、会社によってはなかなか認めてくれなかったりと難航することがあります。
そこで大切なのが、自分の主張をシンプルにまとめておき、譲らない条件を決めておくことです。
何とか慰留しようと、会社もあの手この手を使ってくると思いますが、下手に要求を呑んでしまうと退職が遠のいてしまいます。
特に退職の時期に関しては最後の最後まで譲らないことをお勧めします。
退職交渉中にできること
仮に1月に退職話しを切り出して3月末に辞めるとしても、それなりの準備期間があります。
ですが、悠長に構えていると、時間はあっという間に経ち、3月末は厳しいと会社側に言われてしまうかもしれません。
ですから何度か面談が必要になるのであれば、積極的に相手の予定を抑えて1日単位で話しを進めてください。
また、退職時の引き継ぎの準備も進めておくと良いです。
早いうちに自分の手がけた仕事の資料をまとめておいたりするだけで、ドタバタする退職間際の時期が楽になります。
1月を過ぎても・・・?
ちなみに1月を過ぎたらもう諦めるしかないのか?というとそうではありません。
私も転職業界でも有名なくらい退職しにくい会社に属していましたが、2月中旬に切り出して3月末退社をしました。
法律で2週間あれば十分という知識を活かして、きっちり2週間で辞めた友人もいたくらいですから、円満退社を諦めれば2月でも3月でも間に合いはします。
ですが、やっぱり3月末に辞める人は1月には交渉を始めている方が大半です。
まとめ
1月は1年のスタートということもあり、今年の抱負など、色々と先を見据えた話しが多いので、切り出しにくいかもしれません。しかし、3月末に退職をするなら1月は1年で一番良いタイミングなので、勇気を持って切り出してみましょう。
案外上司は慣れているので、自分が思うほど気にする必要はないかもしれませんし、何より自分の大切な1年の始まりでもあります。
今、行動をすれば、きっとこの1年は忘れられない充実した年になると思いますので、頑張ってみてください。
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