はったり上等!できることを仕事にしようとするから何もできなくなる

仕事

仕事は不思議なことに、真面目でしっかりした人ほど上手くできないものです。

仮に上手くいっていると思っていても、それは単に替えの効く手足みたいな状態になっているだけです。もちろん、企業からは喜ばれる人材であることに違いないですが。

ただ本当に仕事をどんどんこなしてステップアップしていくという人は、企業に属していたとしても、独立していたとしても真面目ではありません。ただ、真面目という言葉が広義すぎて誤解を招きそうなので具体的に何が言いたいかを書いていきます。

自分ができない仕事をする

真面目な人ほど、自分が既にできる仕事をして、やったことのない仕事は遠慮しがちです。

それは、やってみたけど責任が果たせないかもしれない、他人に迷惑かけてしまうかもしれないなど理由は様々だと思いますが、これではスキルアップは永遠にできません。

既にできる仕事をするのは不安もないし効率も良いし楽ではあるのですが、それでは永遠に同じ仕事を繰り返すしかありませんし、昇進も出世もありません。

逆に可能性を広げていく人というのは、できない仕事を率先してやってみる人です。

誰かに聞いたり助けてもらいながらチャレンジできる人で、他人に迷惑をかけますが、それをお構いなしに考えられる人でもあります。

失敗する可能性や迷惑をかけてしまうことを真面目な人ほど考えてしまいがちなので、ここで大きな差が生まれてしまいます。

できないことをできると言う

真面目な人が新しい仕事にチャレンジできないのは、嘘をつけないことが理由として挙げられます。

企業内で仕事を任される場合でも、営業や独立していてお客さんから発注してもらう場合でも、『できる』と言い切ってくれないとお願いできません。

真面目な人ほど予防線を張ったりして弱気になります。

その為、できないことでも『はったり』でできると言ってしまえる人のところに仕事が集まるようになります。できるかできないかは後で考えるくらいの人の方がチャレンジすることができるわけです。

『できない』を『できる』にするには

はったりでも最終的には『できない』から『できる』状態へ持っていかないと、仕事を貰えたとしても信頼を落としてしまうだけです。

それを恐れて『できる』ようになってから仕事を受けようと考えるのが真面目な人ですが、仕事に『できる』ようになるタイミングがあるのは、実務しかありません。

研修や勉強では知識が少し身についたとしても『できる』ことにはなりません。

つまり、できなくてもやってみることで『できる』ようになります。

やりたいことがない!

少し話は逸れますが、現状に大きな不満がある人には私は転職か独立の選択も視野に入れるようアドバイスすることがありますが、決まって「やりたいことがない」と返ってきます。

この「やりたいことがない」というのは、恐らく「自分ができる仕事の中で」という意味が含まれている気がしてなりません。

そりゃ会社の歯車としていくら経験を積んでも、自然と次のステージへ進めるスキルが身につくはずがありません。

そして、自分のできる範囲で転職したり独立していると、自分の規模はどんどん小さくなっていきます。

しかし、「今はできなくてもやりたい」ことならいくらでもあるはずです。そういうことにチャレンジできる企業に転職したり、独立して仕事にしたりすればきっと仕事の幅が広がり、色んなところに活きる経験を積めるようになるはずです。

何より楽しくて充実すると思います。

一度、常識を取っ払って考え直すのも良いと思います。

まとめ

私も会社に在籍した時は、できる仕事しかしようとしませんでした。それは今回挙げた理由もありますし、忙しすぎて余裕がないというのもありました。

しかし、今私がゲームを開発できるのも、ふとしたきっかけでゲームを作りたいと思い、右も左もわからないままやってみたからこそ、できるようになりました。

アプリは誰かに依頼されて初めて作れるものでもないので、はったりは必要ありませんでしたが、未知の領域を好奇心のみで突き進んだ結果だと思います。

今仕事で悩んでいたりする方は、何かの参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました