今や錦織はナダルにも勝ち、次世代を担うプレイヤーとして活躍していますが、一体どれだけお金を稼いでいるかご存じでしょうか?
最近のスポーツ長者番付にランクインしていたので恐らく正確だと思いますが、25歳にしてなんと約23億円。
1年間で宝くじ1等を3回当てても追いつけません。
大会の賞金やCMのスポンサー料でがっぽり稼いでいるというのは考えるまでもなく分かると思いますが、テニスが上手いというだけでどうしてここまで稼げるのでしょうか?
(もちろん錦織が稼げているのはテニスの実力以外にも人間性などの要素が含まれています。)
ビジネスに通じるものがあるので、考えてみました。
世界で一番テニスが上手くても稼げない時もある
今でこそグランドスラムの大会賞金が何億円という金額になっていますが、そもそも数十年前は賞金がほとんどありません。
ウィンブルドンの賞金の推移を表すグラフがこちらです。
出典:https://www.yellowfinbi.com
意外にも賞金はここ数年で2倍ほどにもなっているんですね。
1980年頃だと、どれだけテニスが上手くてもほとんど稼げなかったことがわかります。
本来お金というのは、物々交換での問題を解決するために生まれたものなので、農作物と違ってテニス上手いからといって換金できるようなものでもないと考えると、当然のことかもしれません。
つまり、テニスでお金が稼げるかどうかは、実力だけでなく別の要素も絡んできているということがわかります。
賞金が増えたわけ
では、近年の賞金が増えている理由を考えてみたいと思いますが、答えは簡単です。
運営がそれだけ儲かっているからです。
ウィンブルドンを例にすると、年間を通してのコート(芝)の整備、広報、スタッフの人件費など色々とお金がかかりますが、それ以上にチケット代、放映権、スポンサー料などの売上が上回っているので成り立っているわけです。
そこで、その売上が近年では数倍以上伸びてきた為に大きな儲けが発生、それを選手に賞金として還元しているということになります。
ここで注目してもらいたいのは、売上の内訳が全て人気があることが前提で成り立っているものだということです。
世界的に注目を浴びている大会だからこそ決勝のチケットがW杯決勝レベルの価値になったりしているわけですので、純粋に考えればこの賞金のグラフは注目度の増加を表しているグラフとも言えるわけです。
お金を稼ぐカラクリ
簡潔にいってしまえば、人の注目を集められればお金は稼げるということです。
錦織も世界的にテニスの関心が高まっているところで活躍し脚光を浴びているわけですから、当然お金が流れ込んできます。
また、錦織のようなスター選手が大会の注目度を上げているということもあるので、運営側ともWin-Winな関係になっています。
テニスに限らずアメフト・野球・サッカー等のスポーツ全般や極端な例でいうとプロゲーマーなど、興行系の職業に就いている人は同じ要素で稼いでいるということですね。
注目を集めるには?
だからといって、注目を集めるのは突出した才能などがない限り簡単ではありません。
しかしお金を稼ぐ為にプレイヤーである必要があるわけでもありません。運営者になれば誰にでもチャンスはあります。
そして運営はスポーツの大会のだけでなく、Webサービスなど色々あるわけですから誰にでもなることができます。
具体的にいうと、アプリ開発者もYouTuberもブロガーもまとめサイトの管理人もそうです。稼ぐカラクリはみんな同じです。
あとはどのように注目を集められるかですが、方法も色々あって、プレイヤーの様にサービスのクオリティで勝負したり、有名な人に使ってもらってブランディングしたり、初めは無料サービスで人をとにかく集めたり。(これを書き出すとまた1記事分レベルになるのでここまでにしておきます)
まとめ
ただ賞金すごい金額だなぁと見ているだけでなく、どうしてそんなお金が動くのかを考えると、面白い発見があります。
注目を集められるようになれば、広告塔としての価値が高まるわけですので、色々なビジネスに繋がっていきます。
お金を稼ぎたくてブログやらアプリ開発やら始めようという方も、この考え方は押さえておくと良いと思います。
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