独立をしようと思い立つような人は、一見サラリーマンしているような人からしらた異常な存在で、それだけで凄いなぁと無意味な賞賛を頂くことがあります。
実際に、会社を辞めること自体は誰だって出来るし、独立といっても特に難しいことはなく、とても簡単なことなので凄い要素はどこにもありません。
とはいっても、独立して食べていけるかはまた別の問題としてあるので、そこに不安を覚えたり一度正社員を辞めてしまったら・・・みたいにリスクを背負うことが凄いということになるのかもしれません。
そう考えると、独立するような人は「非常識」でないと難しいのかもしれません。
例え独立することが合理的だったりメリットしかなかったとしても、世間からみたら異常な存在となるので、常識から外れてしまいます。
今回は、この常識について書いてみたいと思います。
非常識を下にみる風潮
独立のように、凄いという方向で捉えて貰うなら良いのですが、だいたいは非常識の烙印を押されると悪いイメージが先行します。
「非常識だ!」と言われて褒められたと感じる人はまずいないと思うので、やっぱり常識人であり続けることが無難なように思います。
しかし、世の中をリードするような人は例に漏れず非常識なことをしている人ばかりであることに気づかないといけません。
何かの分野で突出した人は、まるで漫画のストーリーのような経歴を持っている方が多いですが、その行動の数々が普通の一般人とは違っていて、考え方自体が違うということがわかります。
仮に今世界で活躍しているあの人が普通の人と同じ思考回路だったら・・・そこに立っていることは恐らくないでしょう。
何が言いたいのかというと、世の中を良くしたり面白くしたりする人は非常識な人が多いということです。
常識が常に正解ということはなく、間違っていることもあるというのは知っておいて欲しいのです。
常識を他人に押し付けること
本人が大衆と同じ考え方で、常識人でいたいというのであればそれは別に問題はないと思います。
しかし、常識を他人に押し付けることだけは辞めてもらいたいです。
ものにもよりますが、それは他人の可能性を狭める行為に過ぎません。
ちなみに私が一番そう感じたのは、「退職」しようとした時です。
「普通は3ヶ月以上前に退職したい旨を相談する」らしいですが、常識に囚われずに考えれば可笑しな話しなことがわかります。
大抵、3ヶ月を必要とする理由が「引き継ぎ」だったり「手続き」だったり調整に使われるそうですが、管理能力のなさを露呈しているだけです。
本来であれば、社員が怪我や病気で倒れたり死亡したりするリスクも考えて、いつでも仕事を分散したり引き継いだりできる体制を整えておくのが組織として存在する意味でもあります。
それを、退職するからと言われてから準備するようでは、管理を疎かにして責任をその社員に押し付けている行為に過ぎません。
法で定められている通り、まともな組織なら2週間もあれば、退職に関わる準備や手続きは十分でしょう。
非常識はチャンスの源
常識に引きづりこもうとする人がいれば、そういう人たちのおかげでビジネスをするチャンスが生まれるかもしれません。
誰もやらなかったことをやるというのは、成功への近道だからです。
こういうチャレンジが成功しやすいのはメディアに取り上げられやすく、目立つことが出来るからで、注目を集めることさえ出来れば、それだけでその分野で有利になります。
それこそ、馬鹿らしくてだれもやらなかったことでも構わないと思います。やることに意味があって、常識に囚わなかったことに価値が生まれることがあります。
まとめ
皆が当たり前に感じる部分に、何故?やもしかして?という疑問を持つ癖を付ければ、物事の本質が分かるようになりますし、ビジネスにもなります。
アプリ開発も、クリエイティブさが必要になるので、「誰も考えなかった」という新規性は重要な要素になります。
私は生まれて20年以上、常識人であることを不思議に思ったことがなかったのですが、数年前にふとしたきっかけで疑問を抱き、考え始め、その繰り返しで人生が大きく変わりました。
今独立しているのもその一つですし、常識から外れたことで今まで以上に得るものが大きかったです。
もし常識に囚われて一歩を踏み出せない人がいたら、その常識が間違っているんじゃないかという疑問を抱いてみてください。
きっと新しい発見や可能性が見えてくると思います。
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