1歩目を踏み出す勇気とは?まずは安定・安心を捨てることから始めよう

仕事

子供に靴を買ってあげました。まだ歩けるわけではないですけど、立ちも相当に安定しているので歩くに必要なだけの筋力というかバランスはもう備わっているはずだからです。

といっても1歩を踏み出そうとはなかなかしてくれません。

これは親としても歩くのが楽しみなのでまだかなぁと期待する反面、ハイハイする姿も可愛いので暫く歩かなくてもいいかなぁという複雑な心境になってます。

どちらにしても「立っていること」と、「1歩を踏み出すということ」には決定的な違いがあるということが良くわかります。

こういう歩けるかどうか?という状態を見ていると尚更です。

そして、よく何かを始める時に、「1歩」と例えることがありますが、本当に良く考えられた言葉だと改めて思います。

歩くとは何なのか?

皆さんは何のために歩いてますか?

突き詰めていけば、歩く理由は移動する為で、それは目的を達成する為の手段になっていることだと思います。

歩くことで今まで様々な目的を果たし、成長してきたのではないでしょうか?

その「歩くこと」も今や当たり前のように感じているかもしれませんが、1歳の頃は歩けなかったように誰もが1歩を踏み出す時に壁を乗り越えているわけです。

では歩ける人が乗り越えたその壁というのは、何なのでしょうか?

それは、安定した状態からバランスを崩すということです。

今歩いてもバランスを崩しているようには思えないかもしれませんが、立ちという安定した状態から重心を移動させて、足を踏み出さなければ倒れる状態にすることが歩く為に必要になります。

つまづくと転倒してしまうのも、その足が踏み出せないからと思えば理解して頂けるのではないでしょうか。

1歳の子供は、このバランスを崩すということがまだ怖いのか、「歩ける」としても歩かないのにはこうした気持ちの問題もあると思います。

踏み出してみれば簡単なこと

バランスを崩すことは、転倒などのリスクを伴います。

といっても、今歩いている人がそんなリスクを恐れていないように、自分から進んでバランスを崩すのであれば、バランスを少し大げさに崩そうが全く問題なく立て直すことができます。

そして、仮に倒れたとしても若ければ若いほどどうってことありません。

歩けない人にとっては、恐ろしく大きな1歩でも、既に1歩を踏み出した人にとっては、もう当たり前で簡単なことになります。

それを、常に安定した状態で前に進もうと考えたりすれば、一向に自由に歩くことはできませんし、1歩を踏み出すことに対して、いくら勉強しようが知識を得ようがやってみないことには歩けるようになりません。

つまり何が言いたいかというと、歩くという動作は何かにチャレンジするということと良く似ていると思います。

チャレンジするということ

チャレンジというからには、今は出来ないけどやってみるということです。

そこに当然リスクは伴っているはずです。

仮にチャレンジが独立だとしたら、在籍している企業に務めるという安定した状態から、退職という一旦不安定な状態に敢えて身をおくことになります。

大概の人はその状態を恐れてしまいますが、思い切ってしまえば意外と立て直すことは出来ます。それでようやく1歩を踏み出したということになります。

そして1歩を踏み出そうとしてしまえば、その次の1歩は容易になるし、仮に転んでしまってもまた立ち上がるだけでいいわけですから、起業家が失敗を乗り越えて成功するという逸話にも納得がいくと思います。

問題は、安定した状態を崩すことに異常なほど恐れてしまうことだと思います。

「勤めながら・・・」と考えがちですが、まだ歩けもしないのに常に手すりにつかまって歩くようなことをすれば、手すりがなければ移動ができなくなりますし、自由に歩くことも先送りになってしまいます。

歩くことと同じ感覚で、チャレンジにも寛大になって欲しいと思います。

まとめ

歩くこともしないで、ずっとその場に留まっていることに満足できますか?

大抵の人は出来ないと思います。それは歩くことを覚えているからです。

人生も、前に進むためには一旦不安定な状態に身を置く必要があります。

高校受験も大学受験も、そういう状態を乗り越えてきているはずです。

そうして前に進んで今があるはずなので、この先も同じようにもっと人生を良くしていきたいのなら、現状の安定に満足しないでどんどん今を壊して歩みを進めていくしかありません。

転んだところで、死ぬ人は極稀にしかいないように、ちょっと失敗したくらいで死んでしまう人はいません。

ほとんどの人が立ち直れるし、その経験が次に活きているはずです。

私もまだ1歩目を踏み出せたかどうかというところです。この一連の経験はこれから先の人生の景色を変えてくれるものになると思いますし、次の一歩の大きな糧となりそうです。

そしていつか、自由に動き回れるように人生を歩く感覚で楽しめるようになりたいと思います。

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