日本ハムの大谷が来季も投手と野手の二刀流で飛躍を誓ったとのニュースがありました。
今シーズンの成績を見れば、投手に専念した方がいいんじゃないかと思う方がきっと多いと思います。それはファンだけでなく、専門家であっても同じ考えの人が多いはずですし、メジャーリーガーのダルビッシュも、メジャーを視野に入れるなら投手に専念した方が良いとはっきり言っていました。
投手に専念した方が、過酷なシーズンの調整が楽になるし、登板回数が増えるわけですから経験も養われるし、記録も狙えるようになります。
打撃も凄いはずですが、どうしてもピッチングが圧倒的であるが故に、投手への期待が膨らんでしまいます。
しかし、本人が二刀流に拘るというのであれば、そこは意思を尊重してあげるべきだと思いますし、周囲も応援してあげてほしいと思います。
まだ21歳なので、正しい判断が出来ないから周りが説得しなくちゃいけないなんて声も聞こえたりしますが、よほど間違った道に進もうとしている場合以外は満足のいくまで挑戦させた方が、後々の為なんじゃないかと思います。
誰も正解なんてわからない
仮に投手に専念したとして、必ず成功すると保証できる人はいません。
確率は良くなるのかもしれませんが、その選択が正解であるとは限りません。
だから、上手くいかなかった時の為に本人の意思が大切になってくるのだと思います。
自分で決めたことなら、もし間違った選択をしていたとしても諦めというか気持ちの整理がしやすいのではないでしょうか?
自分だったら二刀流を貫くか?
プロ野球でも前代未聞の話しですので、自分が・・・なんてことはまずあり得ない話しではありますが、野球以外でだったら人生を分ける選択というのは経験があると思います。
例えば、進学で学校を決める時だったり、就職活動で企業を決める時もそうです。
人生の岐路で自分に選択権がある場合は、大谷の二刀流でいくか専念するかと似たような話しになってくると思います。
仮に就職活動で内定を2社から貰って、どちらか決める時には恐らく親や友達、先輩などからアドバイスを貰ったりすると思いますが、最終的に自分の意思で判断してほしいと思います。
大谷なんてまだ大学に通っていたら3年生にも関わらず、日本中から判断を注目されているわけですから、それに比べたら自分の意思を貫くことは簡単だと思います。
絶対に後悔はする
私がどうして自分の意思に拘るかというと、どういった選択をしても全て上手くいくことはあり得ないからです。
その上手くいかなかった時に、自分の意思で決めた道でなかったとしたら「あの時あぁしていればよかった。」なんて考えがよぎってしまいます。
私も昔は人や環境に流されやすい性格だったので、色々な選択をしては後悔を繰り返してきましたが、周りの意見に耳を貸しつつ、最終的に自分のやりたいことを貫いている今の方が、失敗をしても後悔はしなくなりました。
恐らく、やった後悔よりもやらない後悔の方が大きいということなんでしょう。
まとめ
大きな選択肢になればなるほど、自分で決めるのは勇気が必要になります。
誰かの言葉に流されるのは、その時は楽で良いのかもしれませんが、何かあった時は責任を取ってくれるわけではありません。それは自分の親だったとしても同じことです。
自分の決断に責任が持てるようになれば、きっと選択肢の幅が広がると思いますし、見えてくる世界も変わるはずです。
例えば、いちいち親に相談するような人が起業するわけがないように、自分のやりたいことに正直な人や意思の強い人でないと大きな選択はできません。
いきなりは難しいかもしれませんが、人生は選択することが山のようにあります。毎日の食事もそうですし、通勤の経路も選択のひとつです。
何かに流されるのではなく、このような小さなことでも自分で考えて決めることを積み重ねていってはいかがでしょうか?
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