アプリ開発者は主に広告収入で生きてるわけですが、こんなツイートしたらちょっと反響があったので掘り下げてブログ書いてみようと思う。
アプリ作ってて感じるけど広告収益をなんか汚いお金みたいに捉えてる人って結構いる。
もう少しお金のことを知ってくれたらなーって思う。インターネットは自分のために誰かが好きでタダでやってくれるべきというお馬鹿なみなさん https://t.co/m0e9tGWDI8
— ふるあぷ (@yu_fur) 2017年6月17日
確かに広告は邪魔だと思う。自分でアプリ作ってても出来るなら入れたくない。
一応その理由は説明しなくても分かってもらえると思うけど、実は広告をアプリに組み込むだけでも結構苦労してるし、変な広告出されてないかチェックしたり、どんな広告を使うか考えたり……
アプリの根幹以外の部分でも開発者は頭悩ませてたりするわけで、いっそのこと広告なしで有料アプリとしてリリースしたいと思うこともある。
それでも広告を入れるのには理由があって、それはお金が欲しいから。
(有料アプリにしないのは無料広告モデルより売るのが難しいから)
こう書くと守銭奴みたいに思われるけど、世の中サービス残業にあれだけ文句をいう人がいるのにこう思われるのは不思議で仕方がない。
働いた分はお金欲しいと思うのは普通でしょ?
毎月勤め先から給料欲しいと思ってることを守銭奴扱いされたらどう思います?
ただ、こんな訳のわからない状態になっているのは世の中お金に対して無知な人ばっかりだからだと思う。
きっと、汗水垂らして体を動かさないとお金は手に入らないと思ってて、それ以外のお金は汚いお金とでも思っているんでしょう。経営者が会社に来なかったり何もしてないように見える(見えてるだけ)で文句を言ってる方たちなんでしょう。
仮にそうなら、お金の稼ぎ方を知らないだけで、知ればお金持ちになる可能性はグンと上がるかも知れない。
その方法はシンプルに言ってしまえば1つだけど、分類するとすれば大きく2つに別けられると思う。
1つ目は基本中の基本で、モノを売ること。
お金が流通していない時代には物々交換が当たり前だった。でもモノによっては腐ったりして価値が損なわれたりするから保存しやすくいつでもモノに交換できるお金を使うようになった。
そのうち、物ではなくても情報やサービスに対してそれだけの価値があればお金と交換することができた。
要は相手の欲しがるモノを提供すればお金は稼げるということ。
サラリーマンは殆どの場合、時間(=モノ)を提供してお金を貰ってることになる。
2つ目はこの記事で伝えたい広告収入も含まれる方法で、人の注目を集めること。
人が欲しがるモノがたくさん手元にあっても売る人がいなければお金は得られない。だから多くの人にモノを知ってもらいたいとなった時に、たくさんの人にアプローチしなくちゃいけなくなる。
それが出来る人や媒体がモノを売りたい人からお金を貰うようになった。これがいわゆる広告。
この広告はとても面白く、チラシとか看板だけじゃなくかなり多様な形式がある。
例えばテニス選手でいえばラケット。上手い人が使えば魅力が伝わるし、何よりテニスに興味ある人にアプローチできる。上手い人に使ってもらえるなら広告として効果は高いから無料でも採算とれるから提供する。もっと上手い人になればたくさんお金を払ってでも使って貰う。
シューズでもウェアでも身に着けてる物でも同じ。
大会を開催するのだって4大大会ともなると賞金額がこの数年間で数億円とかいう凄い額に増えてるけど、それは世界から注目が集まってるから広告としての価値がそれだけ増えているということ。
じゃ、アプリはどうかというと、多くの人にダウンロードして遊んでもらえるということは、それだけ注目を得ることができていて広告塔としての価値が高くなる。そこで広告を掲載すればアプリ利用者とモノを売りたい企業とのマッチングを助けられる。そこでお金を得られているというわけ。
アプリだけじゃない、ブログとかアフィリエイトとかそういった類のものは同じはず。
ただ、この広告システムの裏をついて儲けようとする輩がいて、そういうのは良くない。世間が毛嫌いしてるのはこういう人たちのことかも知れない。
注目を得るためには無料であるのがいい。テレビだって無料。でも広告たくさんあるでしょ?それが嫌ならNHKみたいに受信料を徴収されるって話しになる。
他にも映画なんてお金を払うのに上映前に長々と広告があったり雑誌や新聞だって広告だらけ。今更広告が嫌だ減らせとかあり得ない。確かに邪魔だし程度の問題もあるけど。
というか広告で生きてる人がいないと世の中とっても退屈になると思うよ。(お金払えば解決する)
もし、完全無料でどうしてここまで良いサービスが受けられているのか分からないことがあったら裏が必ずある。
投資家がいてユーザーを集めている段階(後に広告モデルになる)なら問題ないけど、ユーザーの情報を抜いて不正を働くつもりなのか疑わないといけない。
この辺のビジネスモデルがわかる人じゃないと判断は難しいかもしれないし、理解できていないアレな人たちは有難がって無料という単語に群がって損をする(しかも気づかない)どころか真っ当な商売してる人たちにも噛み付いてしまう。
タダより高いものはないっていうじゃない。安物買いの銭失いをよくやってる人は要注意。
まとめるとお金は等価交換が根底にあって、そうじゃないものが汚いお金。アプリの広告は(真っ当にやってる場合は)ちゃんと等価交換なのでキレイなお金なんですよ。
で、最後ちょっと脱線するけど、何もしていないのにお金を得られることがズルいというなら自分でやってみればいい。きっと何もズルくないことが分かると思う。20万とか30万とか得るなら会社に属してた方が100倍以上簡単。(自分比)
でも、いくら簡単でも時間は有限でそれをお金に換金してるのなら、当然お金も有限になる。でもアプリ開発とかは時間をお金に換えているわけじゃないからその価値に見合ったお金が稼げるからどれだけ大金が手に入っても等価なわけ。
金持ちになりたいならお金を得るために無限に生成できるものを提供する方が可能性は高くなりますよということで終わりにしたいと思います。
長々と読んでいただきありがとうございました!
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