ここ数年は特に英語が出来た方が良いと思う親は多いのではないでしょうか?
TOEICの点数で足切りをする企業も増えていますし、海外で暮らす予定がなくても当たり前のスキルとして『英語』への関心が高まっています。
大学入試のセンター試験でも、数年前にリスニングが取り入れられたりと、英語が出来る、出来ないで人生が大きく変わってくるかもしれません。
ちなみに私は英語が出来ると年収が数百万増えるとか、TOEICで高得点を取ると就職に有利だとかそういうことを言いたい訳ではありません。
『子供には英語で苦労させたくない。その為にどうしてあげるべきか?』という観点でこの記事を書いてみました。
英語で苦労ってどういうこと?
苦労とは苦しい思いをすること・つらい目にあいながら努力することですが、海外で生活するのに困ったとかそういう話しではありません。
一定のレベルに達するのに、必要以上に努力が必要になることがあるということです。
私の実体験
英語を中学で初めて学ぶことになった私は、一つの挫折を経験しました。
テストでは常に8割以上の点数を取っていた私は、井の中の蛙の如く優越感に浸っていたのですが、大して成績も良くない友人に劣るものがあることに気付いてしまったのです。
それは『その友人には聞き取れている英語が、私には聞き取れない』ということです。
大海を知らない当時の私にはかなりショックでした。
何度聞いてもやっぱり分からない。目を瞑って聞いてみてもやっぱり聞き取れない。
人間として劣ってるのは自分じゃないかと(笑
当時は英語に触れる環境がほとんどなく、何も改善されないまま苦手科目となり、ついには克服するのではなく、逃げることで何とか大学に進学しました。
さすがにこれではいけないと思い、社会人になってからはiPhoneでラジオを毎日英語で聞いたりと少しずつマシにはなってきていますが、割いている時間・労力は結構なものになっています。
なんで苦労するのか?
その友人と自分のどこに差があったのかはわかりませんが、英語が聞き取れない理由は明確です。
日本語の音の数は110程度だと言われているのに対し、英語はなんと1050程あるみたいです。
日本人が英語を苦手になる理由がここにあります。
私も例に漏れず、この1050の音を頭の中で勝手に110音に置き換えてしまうので聞き取ることができず、苦労する羽目になるのです。
つまり、この1050の音を1050の音のまま聞き取る能力さえあれば、英語で苦労することはありません。
1050の音を聞き分ける為には?
実は、私にも1050の音を聞き分けられていたときがあったのです。
それがいつの間にか、日本語しか使わない・聞かないことでだんだんと分からなくなっていき、今に至っているというわけです。
で、その聞き分けられていた時期というのは、なんと『生後10ヶ月まで』らしいのです。
よくよく考えれば、アメリカで産まれた子供は全員ちゃんと聞き分けられるのですから、赤ちゃんにその能力が備わっているのは頷けます。
しかし、この10ヶ月を過ぎていくにしたがって、どんどん能力が失われ、取り戻すのはどんどん難しくなっていきます。
生後10ヶ月までにしてあげて欲しいこと
英語を聞く環境を作ることで、音を聞き分ける能力が保たれます。
方法はたくさんあると思いますが、毎日英語の音楽を聞かせてあげる等です。
そうすることで、将来、子供が英語を学習する際に大きなアドバンテージとなってきます。
仮に10ヶ月を過ぎていたとしても、2歳、3歳であったとしても程度の違いはありますが効果はあるので、諦めずに環境作りをしてあげて欲しいと思います。
ちなみに、海外へ移住できればもちろん一番良いのですが、親の仕事や費用などを考えて現実的な環境作りの例をご紹介したいと思います。
環境の作り方(その1:ディズニー)
ディズニーの英語システムを利用する方法です。
この教材は母国語方式を採用しているので、英語圏の赤ちゃんが自然に英語を身に付けると同じ過程で英語を身に付けることができます。
私も生後5ヶ月の子供の為に購入しましたが、質が良く驚きました。
音楽CD・DVD・絵本・おもちゃ等があり、個々の成長に合わせてステップアップしていきます。
そして全ての教材のストーリーが連動している為、次第に子供は音の意味を理解することが出来ます。
自分が子供の頃に欲しかったと本気で思いますし、中学・高校の授業を受けるより確実に英語が上達します。
ディズニーキャラクターが出てくるので、モチベーション維持も比較的楽です。
資料請求でサンプルCDが貰えるので、まずは試しにそのCDを掛け流してみると良いと思います。
ちなみに、イベント等で子供が英語を話す機会も設けられており、本当に自分の子供が英語を話しだします。
話せるレベルまでお考えであれば、コスパも考えると最強の教材です。
環境の作り方(その2:PALKIDS)
こちらも教材を利用した方法です。
特徴は、音楽CDをかけ流してあげるだけで良いという点で、親の負担も少なく続けやすいです。
ただ、良くも悪くも聞くだけですので話せるレベルに到達するのは難しそうです。
しかし、価格も比較的リーズナブルなので、求める英語力・経済の状況次第では良い教材です。
環境の作り方(その3:音楽CD)
NHKの教育テレビで御馴染み『えいごであそぼ』の歌が収録されているCDをかけ流してあげる方法です。
TSUTAYA等でCDをレンタルする程度の費用で出来るので、教材を利用するよりは格段に安く環境を作ることが出来ます。
歌の数に限界があるので、長く続けるのは飽きが来てしまい難しいかもしれません。
私もディズニーの英語システムを購入する前に試してみましたが、1週間くらいで限界を感じました。
環境の作り方(その4:ネットラジオ)
iPhone等でアプリ「TuneIn Radio」等を使って英会話を聞かせる方法です。
こちらは費用を全くかけることなく出来ることが利点ではありますが、子供が興味を持たないと聞いていても意味がありませんので、効果がどれだけあるか分かりません。
何もしないよりはいいとは思います。
その他(おすすめしない)
英会話教室という手もありますが、英語に触れる時間が圧倒的に少なく、また先生と生徒が1対1というわけでもないので、費用の割に効果が薄い点が気になります。
話せるようになるのは正直難しいです。
今回紹介しなかった教材についても、よく調べておく必要があります。
例えば個人情報を流出させた某大手の英語教材も、最終的には英会話教室に誘導するように仕向けられていたりしますので、英語学習は長期的な目線を持っておく必要があります。
まとめ
日本語を苦労なく話せるようになったように、英語も自然と話せるようになるものです。
親として子供にそういった環境を提供してあげられるかどうかが、子供が将来の勉強や活動範囲の幅を広げた際の障害となるか、翼となるかが決まってきます。
一番のオススメはディズニーの英語システムですが、やはり値段もそれなりにするので、とりあえずは無料サンプルだけでも入手されると良いと思います。
サンプルといえど侮れません。かなり勉強になりますし、楽しめます。
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