一攫千金を狙うならこれを読め!大ヒットアプリに学ぶ法則
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アプリ
前回は、稼ぎやすいジャンルのアプリを紹介しました。
私がリリースしているアプリも、放置系に分類され、かつ草野球という前例のないアプリのおかげか、ダウンロード数の割には収益は高くなっています。
これで10倍くらいダウンロードされれば数年は開発者として生きていけるんですが、世の中そんなに甘くないですね。
こういったプチヒット、もしくはそれに満たないレベルのアプリでは、継続的にアプリを作っていかないと生きていけません。
では、アプリ業界のイメージ通り、『一発当てて大儲け』するにはどんなアプリがいいのか?という要望もあるかと思いますので、とあるアプリを例にしてまとめてみました。
もちろん、既存の開発者の方なら大体がご存知の内容です。言い換えると、知ったところで儲けられるわけじゃありません。
それでも知らないよりは可能性が広がると思うので、これからアプリを作る方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
世界的大ヒットしたアプリ
月に何千万と稼ぎ出すアプリは色々とありますが、個人レベルもしくは小規模で開発できるアプリに限定して考えていきたいと思います。
FlappyBard
今やAppStoreに並んでいないアプリなので、例にするのはどうかと思いましたが、これ抜きでは話せません。
一日500万の広告収入があったと開発者が発言していましたが、アプリ自体はとてもシンプルで、鳥を操作して土管の間をくぐり抜けていくゲームでした。
すぐにゲームオーバーになるという難易度が話題となり、一気に拡散しました。
クロッシーロード
3人で開発されたこのアプリもとてもシンプルで、障害物を避けていくゲームです。
半年で12億円ほど稼いでおり、まさに夢のような話しがこのアプリによって実現されています。
また、開発期間は6週間という短期間で作られており、ポイントを抑えていればヒット作は作れるといことを教えてくれます。
大ヒットを狙うために必要な要素
実はクロッシーロードはFlappyBardを参考に作られたアプリでもあり、共通点があるのは当然なのですが、そこにヒットの法則が隠れています。
その共通点とは、私は大きく3つあるのではないかと思います。
簡単
パズドラやモンストのような複雑さは全くなく、ゲームはタイミングよく画面をタップするだけで完結します。
これは操作方法を覚える手間が省けて、多くの人に遊んでもらえやすいというメリットがありますし、片手間で気楽に遊べるということにも繋がります。
そして何より、チュートリアルがいらないので、文字は必要なく、世界中の人がターゲットになるということも大きいです。
何度も遊んでしまう
一回のゲーム時間は数秒から長くて数分程度の短さですが、気が付いたらもう一度やってしまうという中毒性があります。
ユーザーからしたら、もうそろそろ止めとこうかなと思ってから、あと1回だけ・・・気づいたら何回もやっていた。という状況です。
これはゲームオーバーの結果画面を閉じると、次のゲームが始まるという仕組みがそうさせているのかもしれません。
とにかく何度も遊んでしまうというのが特徴です。
バイラル性
最後の一つが、拡散される仕組みです。
マーケティングはTVCMなど、費用をかければ多くの人にアプローチができるかもしれませんが、口コミはタダで、広まるスピードが早いので、積極的に狙っていく必要があります。
口コミを上手く活用できるかどうかが、ヒットするか否かをわけてきます。
今となってはどのアプリにも組み込まれているTwitterやFacebookへのシェア機能は必須です。
そして、友達に見せたり自慢したくなるようなものでなければいけません。
例えばインセンティブ(シェアすることでゲーム内報酬が得られる)を与えても、捨てアカウントを利用され、全く拡散できないということもあるので、いかに本アカウントでシェアしてもらうかが大切です。
まとめ
法則を眺めてると、何か稼げそうな気がしてきますね。
しかし、世界中の開発者がこれに気づき、似たようなアプリを量産しているので、今回挙げた法則に則ったアプリを作ってもただ埋もれてしまうのがオチではあります。
ですので、似たようなアプリをただ作るのではなく、何かしらの新規性を持たせたアプリを作ることで可能性は広がってくるのではないかと思います。
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